以前、キリンラガー(大瓶)でのホップ増強をしてみましたが、
今回はホップの苦味やアロマの源となるルプリンの塊、ルプリン・ホップ・ペレット(モザイク)を使用してヘイジー化に挑戦してみようと思います。
ビールが濁る要因(酵母であったり)は色々ありますが、
まとめ:ドライホップも大量に投入すると、ポリフェノールが抽出されて、めっちゃ濁る可能性があると大量のドライホッピングもビールを濁らす可能性があるようです。
濁らなかったとしても、ホップアロマとフレーバーが炸裂のビールにはなると思います。
ルプリン・ホップ・ペレットとは、最近お目見えしたホップペレットで 今までのホップペレット(粉砕したホップを圧縮し、タブレット状の形に加工したホップの総称で元来、新鮮なリーフホップよりアロマが劣るとされている)と違い
ルプリンペレットとは、ホップ(毬花)の中にある樹脂であるルプリンだけを集めて乾燥させてタブレット状にした、ルプリンだけの塊の事。ルプリン・ホップ・ペレットを使用する事により鮮烈でクリアなホップアロマやフレーバーをビールを安定的に造れそうです。
恐らく最近のヘイジー系やジューシー爆発のビールはルプリン・ホップ・ペレットの恩恵もあるように思います。
手元にあるルプリン・ホップ・ペレットは袋を2重にし遮光も兼ねてアルミホイルでも包んで保管していますが、 アルミホイルを開け袋だけになると、ホップの凄くいい匂い(柑橘や甘酸っぱさが入り混じった)が漂います。
対比用の普通のペレットを持ち合わせてないので直接比べた訳ではないですが、普通のホップペレットよりルプリンホップペレットはかなりホップアロマが強いように思います。
これは楽しみです。
ヘイジーIPAのレシピは(Recipe: Extracting the Hazy IPA | Craft Beer & Brewing)を参考にさせてもらい、 約20リットルでシトラとモザイクホップを2オンスずつとの事なので 350g換算だと2gのドライホッピングとなります。
ルプリンホップペレット(モザイク)2gはこれぐらいの量です。
ホップのアロマをなるべく邪魔しないように、ドライビールであるアサヒ スーパードライを含む
常陸野ネストビール モザイクホップラガー
サントリー・東京クラフトIPA
アサヒ・スーパードライ
3種類のビールで試してみようと思ってます。
しかも1缶(350cc)あたりのドライホッピングの量をレシピに記載されていた倍の4gを使用することにします。
モザイクホップですが
HBC(Hop Breeding Company, LLC)により開発されたホップで2012年にリリースされました。でIPAやヘイジー系にビタリング、アロマどちらにも良く使用されています。
シムコー(Simcoe®)の雌株とナゲット(Nugget)の雄株から交配された品種です。
マンゴーや柑橘、ストーンフルーツ(桃やアプリコットなど)の香りが特徴的です。
勿論ホームブルーイングではなく市販されているビールをアレンジする目的で使用するのでルプリンの塊であるルプリン・ホップペレットをドライホッピングとして使用します。
残念ながら日本では1%以上のお酒を自家醸造する事は認められていませんが、ビールをアレンジするだけなら問題ありません。
普通にペットボトルのキャップを使用してもかまいませんが、ダイソーで売っていた炭酸を逃がしま栓を使用するのもおすすめです。
※ダイソーの炭酸を逃がしま栓にはポンプが付いていますが、ミニガスやミドホンを持っているなら、 ダイソーの炭酸を逃がしま栓のキャップには、空気充填用の小さな穴がありますのでその穴に、チューブを強めに押しつつガスを送るときちんと炭酸ガスでペットボトル内を充填する事ができます。
1.缶ビールをペットボトルに泡がでないように静かに注ぐ(ミニガスを持っている場合は、最初に2酸化炭素を充填)
注ぐときペットボトル用のじょうろを使うと楽に注げます。(無いと最初に少しこぼれる可能性が高いです)
2.ホップを注ぎ口から入れます350gにつき4g入れました)
3.注ぎ口にキャップを閉めます。(ミニガスを持っている場合は、キャップする前に少しバージします。)あればダイソーの炭酸を逃がしま栓など炭酸を逃がしにくいキャップを使用します。
見えにくいかもしれませんが、ホップがビール上部に浮いています。
4.冷蔵庫にいれ、数日から2週間ほど静かにおきます。(使用するホップや量、どれぐらいアロマやフレーバーを抽出したいかによって異なります)
Recipe: Extracting the Hazy IPA | Craft Beer & Brewingのレシピでは3日から7日となっています。
常陸野ネストビール モザイクホップラガーにルプリンペレットホップ(モザイク)をドライホッピング
以上です。
後日感想や画像(サントリー・東京クラフトIPAやアサヒ・スーパードライ含む)を追記します。
アサヒ・スーパードライにモザイクルプリンホップペレットを投入 サントリー・東京クラフトIPAにモザイクルプリンホップペレットを投入 モザイクルプリンホップペレットでヘイジー化したアサヒ・スーパードライとノーマル・アサヒスーパードライ飲み比べ モザイクルプリンホップペレットでヘイジー化、左から アサヒ・スーパードライ、常陸野ネストビール モザイクホップラガー、サントリー・東京クラフトIPA スーパードライ:ホッピージューシーやんわり甘く余韻も良い感じ、少し草っぽさも感じますが
常陸野ネストビール モザイクホップラガー:ジューシードライ余韻しっかり苦め
サントリー・・東京クラフトIPA:ホッピーで余韻ガツン
常陸野ネストビール モザイクホップラガーはよりホッピーになっていますが、 スーパードライはちょっと平坦な感じですが、常陸野ネストビール モザイクホップラガーに負けないレベルになってしまいました。
大人気Oh-Jシリーズの最新作がついに登場!だと1L当たり20gのドライホッピングしているようなので、もっと入れても良かったかもしれません。 ただこちらは市販のビールをドライホッピングしているのでホップ入れ過ぎるとビール内のホップ屑が大変な事になるかもしれませんが
1バレル(159L)当たり7ポンド(3.2kg)ものMosaicホップでダブルドライホッピングすることで、濃厚で力強いホップ由来のベリー、バニラ、シトラスのような味わいのダブルIPAが完成。
濁ったオレンジ色の液体は、本当のオレンジジュースの様なビジュアル。