坂東三十三観音霊場は、関東地方にある33か所の観音霊場を巡礼する信仰の道であり、多くの参拝者が訪れる場所として知られています。笠森寺もその一つで十一面観音|笠森観音像が本尊であることから「笠森観音」と通称される。
清水寺などで有名な崖などの高低差が大きい土地に、長い柱や貫で床下を固定してその上に建物を建てる建築様式を懸造(かけづくり)といいますが、
笠森観音は岩山の頂上をすっぽり囲った形で四方向すべてが懸造となっている、四方懸造と呼ばれる構造で日本で唯一の特異な建築様式であり重要文化財となります。
階段は少し急な感じです。 階段を上ると小さな鐘が吊り下げられてます。 周りに木々が覆っているので横に広がる景色を見る分には高所恐怖症でもあまり怖くないのですが、手すり側から真下を見る勇気はなく回廊を歩くときは怖くて壁側に沿って歩きました。
堂内は撮影禁止となっているため、十一面観音像様自体は撮影していません。
また、下の駐車場から笠森観音に向かう道中の笠森寺自然林(天然記念物)で、霊木の子授楠と子授け観音があり、 霊木の子授楠にはトンネルのような穴があり、楠の下にある梯子を上ってこの穴をくぐると子授のご利益を授かるそうです。
そして、もう一つのパワースポットとして境内にある物店、縁起家 古壺 (えんぎや ここ) 、
となりにはくろねこカフェも併設されています。
お店には様々なところ狭しと様々な招き猫や開運グッズが置いてありますが、
その中で最も有名なのが、左手上げ人を招く黒い招き猫と右手上げ金運招く黒い招き猫のペアの黒招き猫が人気です。
当店一番人気の、黒招き猫 中と黒招き猫 小のペアです。飾り方は、公式サイトでは
【黒招き猫 ペアの意味】
●左手上げの招き猫は人との御縁を招き、右手上げの招き猫は金運を運ぶといわれております。
●左・右を対にすることで人の御縁・金運を運んできてくれるといわれております。
縁起屋 古壺では、顔の向きを東・南・東南に向けて置くようおすすめしております。と記載されていますが、どこでもいいよとお店の方は仰っていました。
●家の外から福を招くので、家の外に向けて(玄関など、扉の方向に)置くのがポイント。商売なら店先、会社なら入り口正面がおすすめです。
招き猫の飾り方説明図
写真撮っていいですかとお店の方に尋ねたらこれも撮っときと言って飾り方のパネルを見せてくれました。 一番下に浄化色の赤か白を敷くと上に重ねた座布団の効果がアップ
※座布団の飾り方 白座布団:浄化・招福
赤座布団:浄化・招福・子授け
金座布団:金運・仕事運
緑座布団:健康長寿
桃座布団:良縁結び
橙座布団:家庭円満・エネルギー補充
青座布団:学業成就・交通安全
黒座布団:魔除け・厄除け
だそうです。
※上総最古の芭蕉句碑「五月雨に此笠森をさしもぐさ」
元禄時代(1688~1704)の松尾芭蕉が俳聖としてあがめられるようになると、全国各地に芭蕉句碑が建立されるようになった。ここ上総国で建立された芭蕉句碑の最古のものが、安永6年(1777)に建立された笠森寺の芭蕉句碑である。
笠森寺の山門手前の崖の上に三基の句碑が並んで建立されている。中央の句碑が芭蕉句碑
笠森熊野神社
笠森観音|正門
- 名称
- 笠森寺(笠森観音)
- 公式サイト
- https://kasamori-ji.or.jp/
- 住所
- 千葉県長生郡長南町笠森302
- 地図
- 名称
- 縁起屋古壺
- 公式サイト
- https://officecoco.buyshop.jp/
- 住所
- 千葉県長生郡長南町笠森209
- 地図