
ホップは夏の終わりから秋にかけて、緑色の松ぼっくりのような毬花(まりばな)ができます。
この毬花(まりばな)がビールの原材料に良く記載されているホップでビールの香りづけや苦味づけに使われています。
ホップの根元あたりにルプリンとよばれる少し黄色い色がついた粉のようなものがあります。
このルプリンがホップのアロマ付けや苦味の主成分がふくまれていて、麦汁に投入しアロマや苦味を引き出します。 (※アロマ成分は揮発性なのに対し、苦味成分は水にとけにくい性質の為ホップを煮込むことで抽出します)
ところで、ホップオイルを御存じでしょうか?
ホップのアロマ成分を抽出したオイルでホップペレットやホップリーフと同様にビールの香りづけに使用されています。
毬花の天麩羅なども美味しようですが、折角の新鮮な毬花(まりばな)なので ビールなどにちょい足しできるように自家製ホップオイルを作ってみたいと思います。
といっても、毬花(まりばな)からオイルのみを抽出した正式なホップオイルではなく度数の高い蒸留酒に付け込んで(ドライホップで1週間程度)香りづけした蒸留酒をつくるだけです。

本来のホップオイルはアロマようですが、自家製の蒸留酒を用いたホップオイルなのでビタリング用も作ってみたいと思います。
こちらは、前割り焼酎(焼酎と水を好みの割合で混ぜ、数日間寝かせたもので寝かせることにより焼酎と水がよく馴染み、口当たりが非常にまろやかになる) を利用します。
ビールを作成する過程で行うビタリングホップ及びアロマホップを麦汁の代わりに水(ミネラルウォーター)で行い冷ました後、前割り焼酎の水として数日寝かせる事にします。
500mmのペットボトルで作成するので、25%の焼酎を6%程度に割って飲む前提で考えると約1L分のビタリングホップとしてカスケードホップを7g程いれて30分程度煮込みます。
取り敢えず、400ccにホップを投入して30分程にだします。



これで数日寝かします。
ビタリングホップ加水の焼酎は、もともとホップを煮込んだ時点で色がついてましたが、 ドライホップの焼酎も淡く色づいてます。

取り敢えず、それぞれそのままで飲んでみます。
ビタリングホップ加水キンミヤ焼酎
もう少し濃くなるイメージでしたが、苦味やフレーバーがそのままでもいい感じになってます。
ドライホッピングキンミヤ焼酎
ホップフレーバーがすごい焼酎に仕上がってます。
とりあえず
ドライホッピング:ビタリングホップ:ホッピー
1:2:3で注いでみます。
飲んでみると、ホップフレーバーはすごいですが、ビタリングホップの苦味はホッピーの風味やキンミヤの甘さでよくわかりません。
ほぼホップティー(炭酸)な感じです。
今度は ビタリングホップ:ホッピー1:1:でこれはホップフレーバ感じつつ苦味も感じて良い感じです。
ドライホッピングキンミヤ焼酎
ビタリングホップ加水キンミヤ焼酎
どちらも良い感じなのでそのまま炭酸でわったり、ビールにちょい足ししたり色々つかえそうです。
今回初めてなのでまだ何とも言えないところありますが、ホップフレーバーは結構でます。
フレーバーだけならビールにホップオイルのようにごく少量いれても結構ホップアロマはつく思います。
ホッピーのときも同様にごく少量いれてあとは普通の焼酎を足しても良いとおもいます。
ビタリングは今回思ったより苦くならず、家庭菜園のホップはα―酸が分からないのでビタリングホップで苦味がどれくらいでるか予想するのが難しいです。
ただ、フレーバーも増強できますし市販のビールにちょい足しする(※ビールに香りは着きやすいのでちょい足しする時はごく少量で)分には十分と個人的には思ってます。
自宅で栽培中のソラチエースの毬花(まりばな)はまだ小さいですがもう少し大きくなったらソラチエースでも試してみようと思ってます。
市販しているホップペレットやリーフでも可能なので気になる方は、 やってみてください。