基本的には独自対応を行っていない限り、Microsoft側で対応してくれるはずなのですが 5月1日に間に合うのか、気になって少し調べてみました。
取り敢えず、 現行のExcelに2019/5/1と入れ書式(gaaa年m月d日)を設定したたころ残念ながら 平成31年5月1日と表示されまだ、新年号対応は完了していないようでした。
少し調べてみますと、マイクロソフトのサイトに
日本の元号の変更について – KB4469068 – Microsoft Support ページがあり新年号のテスト方法が記載しておりました。
レジストリーエディター(regedt)を起動し、
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Calendars\Japanese\Eras] まで移動し
新規→文字列値を作成し、
値の名前に2019 05 01
値に令和_令_Reiwa_R
を設定し、
Excelを再起動後同様に、2019/5/1と入れ書式(gaaa年m月d日)を設定したたころ令和1年5月1日と表示され、
細かなテストはしていないので全て問題ないかは分かりませんが、基本的には対応しているようでした。
日本の元号の変更について – KB4469068 – Microsoft Supportに記載されているWindows 用更新プログラムの最新版はテストした環境には入っていなかったのですが、 通常のWindows Updateを行っていれば基本的な年号対応はしており
年号が発表される前のアナウンスですが
新しい元号となる 2019 年 5 月に先立ち、各元号の期間を保持しているレジストリが更新される予定です。新しい元号の名称はまだ公表されていませんので、レジストリにはプレースホルダーとして仮の名称が設定された形となります。
レジストリが更新されることで想定されるコントロールや API への影響は、次のようなものが考えられます。
元号の一覧を返すメソッドやプロパティは 5 つの元号を返します。現在の 4 つの元号を返すことを仮定したアプリケーションなどは影響を受ける可能性があります。
NET Framework 3.5 など、本レジストリに未対応の機能や製品については今後対応を進めていく予定で、進展があり次第このブログを通じて情報を発信する予定です。
にあるように細かな調整やレジストリーに対応していないプログラムへの新年号対応(Microsft側でギリギリまで検証し)最終的にwindowsアップデートで上記のレジストリ―を更新する予定にしているように思われます。
別環境のWindows Updateを当てていない環境でテストしたところ、レジストリ―を更新してもExcel上の表示が変わりませんでした。
客先にファイルを送る等のときは、PCに依存してしまうので
=IF(A1>=43586,”令和” & TEXT(YEAR(A1)-2018,”00年”) & TEXT(A1,”mm月dd日”),DATESTRING(A1))のようにセルに式を記述して対応する必要がありますが、 取り敢えず、自分のPCだけでよければExcelやAccess等のOfficeはレジストリーを設定すれば正式にアップデートされるまではどうにかできそうです。
2019/04/26追記
Microsoft、新元号“令和”対応のWindowsパッチを配信開始 – 窓の杜
にあるように、新年年号の修正プログラムが配信されたようですが、 windows10は手動実行でないと反映されないようです。
上記の記事に記載されているように影響範囲が大きいので、個人的には上記の修正プログラムの反映は手動では無く自動更新で反映されるまでまって、 ちょっと試したいだけならレジストリーだけ更新してみるのが良いのではと思います。 参考までに。
2019年5月10日追記
Windows7
Windows8.1
Windows10Version 1809
で令和対応の更新をしたところ .NET Frameworkのアプリやofficeで基本的には問題無く運用できています。 ただ、 windows8.1やwindows10では Excelの表が崩れてしまいました – マイクロソフト コミュニティ のように令和関連のアップデートでフォントに変更があったようです。
そのため、既存のExcel帳票などが(恐らく少しだけフォントの幅が広くなった)Excelで今まで表示できていた値が表示しきれず、######表示になったり改行してしまったりしていて地味に調整が必要だったりします。