- 名称
- NEIPA ねこにひき
- メーカー/販売元
- 伊勢角屋麦酒(Ise Kadoya)[有限会社二軒茶屋餅角屋本店]
- 産地
- 日本(三重県)
- スタイル
- ニューイングランドIPA(New England IPA)
- アルコール度数
- 8%
- IBU
- 35
- EBC(SRM)
- –
- 公式ページ
- NE IPA ねこにひき | 伊勢角屋麦酒オンラインショップ
- レイトビア
- 93 Ise Kadoya / Culmination Neko Nihiki|ratebeer
- 特徴
-
2016年秋、「互いのイーストを使ってコラボしよう」と米ポートランドのCulmination grewing(カルミネーション・ブルーイング)を訪ね、オリジナル天然酵母KADOYA-1でコラボビールを仕込みました。
今回、カルミネーションのトーマスに伊勢に来てもらい、アメリカ東海岸で人気の「New England IPA」にチャレンジすることにいたしました。
醸造所では古来、原料の麦芽を狙うねずみのために、「ウィスキー・キャット」や「ブルワリー・キャット」と呼んで大切にしていた飼い猫がいました。
今回、コラボしたカルミネーションのトーマスの家には「ABBY(アビィ)」という名の猫、イセカド社長の鈴木家には「ぎん」という名の猫が、大切に飼われています。
猫好きのオーナーのコラボビールという事で、ABBYとぎんの「ねこにひき」です。 - 感想
-
ニューイングランドIPA(New England IPA)はここ数年で新しくできたスタイルのビールになります。
地理的に分類したIPA、ウェストコーストIPA、イーストコーストIPA、ブリティッシュIPA、ベルジャンIPA等に新たに加わったスタイルの一つと考えても良いかと思います。
アメリカのニューイングランド地方(アメリカ合衆国北東部の6州でメイン州、ニューハンプシャー州、バーモント州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州、コネチカット州を合わせた地方の事)から来たIPAスタイルになります。
苦味は少なく、トロピカルでジューシなIPAで苦味はそれほど強くありません。
また、濁った外観が特徴の為、ヘイジーIPA(Hazy IPA)に分類されることもあります。
IPA(インディアペール・エール)とは大航海時代にイギリスからインドでビールを運ぶ際、冷蔵庫のない船での長旅でビールが腐らないようにとビールに防腐効果のあるホップを大量に仕込んだ苦いビールが始まりです。
伊勢角屋麦酒(Ise Kadoya)のNEIPA ねこにひきですが、 グラスに注ぐと、ニューイングランドIPAらしい少し濁った色合いです。
なのでIPAと言えば苦いビールのイメージでしたが、ニューイングランドIPAのようにビタリングではなくアロマやフレーバーを出す為に大量ホップを使用しており、成程苦くなくてもホップを大量に使うとIPAスタイルの一つになるのかと目から鱗でした。
飲むと、アロマもフレーバーもジューシーでほろ苦い感じで美味しいです。度数を感じさせず飲み 過ぎ注意です。
商品特徴の引用文で出てきた、原料として保管された麦芽をネズミから護るために飼われていたネコ「ウィスキーキャット」ですが MASTERキートン(原作:勝鹿 北星, 画:浦沢 直樹)にスコッチウィスキーの醸造所で買われていた猫(ウィスキーキャット)が語り口になって物語が進む 話がありました。
タイトル何だったかなと思って調べたら、「ウィスキーキャットの村」と言うタイトルでした。久しぶりに読んでみよ。
(ワイド版は5巻に、通常版は10巻に「ウィスキーキャットの村」は収録されているようです。)
NEIPA ねこにひき|伊勢角屋麦酒(Ise Kadoya)
- 2018年11月1日
IPA ニューイングランドIPA/ヘイジ―IPA
- ビール(クラフトビール)レビュー