Windows Vista 以降のマイクロソフト製 OS に標準で搭載されており Windows XP、Windows Server 2003 までの Microsoft Windows において利用されてきた MS UI Gothic に代わる、日本語版の新しいシステム用フォントとして提供されている。 Windows 7では、後述する Meiryo UI が限定的に採用され、Windows 8ではメイリオに代わって Meiryo UI が全面採用された。 Windows 10では、システム フォントとして Yu Gothic UI が新たに採用され、メイリオおよび Meiryo UI はシステム フォントではなくなった。
メイリオはWindowsには、もともと入っているフォントで、Webデザインでもけっこう使われています。 デザインデータをもらってメイリオが使われている所を編集したくてもMacだとできませんね。メイリオはフォントとしても人気が有るようです。
今回、メイリオのライセンスを調べる必要があったので少し調べてみました。
「メイリオ」フォントもあくまで、Windows の一部として提供されているものとなるため、そのフォントが添付された Windows 上で、何らかの Windows アプリケーションを使って作成したデータ (静止画、動画、フラッシュアニメーションなど) の中で、文字やグラフィックスとして表示されるということであれば、「フォントを埋め込む」にはあたりませんし、許諾されている使用方法として問題ございません。
また、それを Web その他のメディアにて公開いただくことも可能です。
なるほど、フォントを埋め込まなかったら普通に商用も可能なようです。
じゃーPDF等のフォントを埋め込みたい場合はどうしたらいいのか?
Windows 標準搭載フォントのうち,Microsoft に著作権があるものに関しては,「マイクロソフトの著作物の使用について」 によると,Windows の使用許諾契約書内にあるフォントの条項で規定されているようです。著作権保有者が誰であるのか確認するには,フォントファイルの「プロパティ」を開き,「詳細タブ」を見てください。PDF等の埋め込みは通常のライセンスでは使用しない方が良さそうです。
Microsoft ライセンス条項のページからたどれる,「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項」には(Windows 7 Professional の場合)
・フォントの埋め込みに関する制限の下で許容される範囲でコンテンツにフォントを埋め込む。
ことが許可されるとの記載があります。 「フォントの埋め込みに関する制限の下で許容される範囲」というものが何を指しているのかは不明です。
また,Microsoft の別のサイト「Microsoft Typography – Font Redistribution FAQ」には,フォントの「プロパティー」の詳細タブにある,「フォント埋め込み可能」の項目を参照するように書かれています。 この情報はおそらく前述の OpenType フォントに記載可能なライセンス情報と同じものです。
Windows に付属の和文フォント全般に関しては,フォントの埋め込みなどの際の利用条件は(おそらく意図的に)明確化されていません。 このため,公式なものとして公開される文書にこれらを用いることは避けたほうが良いでしょう。
じゃー、埋め込みフォントとして使用したい場合はどのようにすれば良いのかも気にはなりますが、
今度は、Windows以外でメイリオフォントを使う場合のライセンス(購入方法)を調べてみます。
著作権はマイクロソフト(MICROSOFT)が保持しているようなので、マイクロソフト(MICROSOFT)のサイトを検索してみますが、一向に見つけられません。
※Macの場合はマイクロソフトOfficeをインストールしても使えるようになるようですが、フォント単体での購入方法がわかりません。
これ以上サイトで検索しても行き詰まってしまったので、取り敢えずマイクロソフトに問い合わせてみました。 すると、フォントのライセンスに関しては本国に直接、連絡して確認とってくださいとの事で、連絡先を教えてもらいました。
そんなわけで、本国に問い合わせることにしました。
質問内容は、
「Windows以外でメイリオフォントを使用したい場合、どのようにライセンスを購入すればよいか?」 みたいなことを質問したところ(他にも質問してますが)、
「Windowsのライセンスでは、フォントをLinuxマシンにコピーすることはできません。 windows以外で使用する場合は、 https://www.fonts.com/search/all-fonts?ShowAllFonts=All&searchtext=Meiryo のサイトで購入してください」 との返答がありました。
なんと、メイリオフォント単体で購入可能なんですね。
windows以外でメイリオフォントを使用したい場合の購入方法は、マイクロソフトさんがもっと、分かりやすくアナウンスしている方が良い様に思いましたが 取り急ぎ、サイトを覗いてみます。
https://www.fonts.com/ja/font/microsoft-corporation/meiryo/licenses
を見ると、
・デスクトップ[リナックス(Linux)やマック(Mac)にインストールして普通に使用する為のライセンス]
・webfont
・ebookの
3種類ライセンスで販売しているようです。
(※Monotypeに問い合わせた結果、上記の他にサーバー用のライセンスもありました)
ebookライセンスはpdf等のフォント埋め込みも可能なようですがちょっと、ebookライセンスは規約がややこしそうです。
1タイトル毎にライセンスが必要で、定期刊行物などは、号がちがうと別扱いとなり、別途ライセンスが必要なようです。
ただ、同じタイトルの地域版や、フォーマットの違いはOKとするとなっています←この部分が判断になやみます、例えば商品一覧を動的にPDF出力する場合は、一覧出力の商品が 変わっても、同じタイトルでフォーマットや地域版が異なるのと同じ扱いとして可能なのか?←サーバー用のメイリオライセンスがあるようなのでそちらを取得する必要がありそうです。
など、ライセンス的にまだよくわからない所もありますが、結構分かって少しすっきりしました。 恐らく、windowsを所有していて普通に使用する場合は、
「メイリオ」フォントもあくまで、Windows の一部として提供されているものとなるため、そのフォントが添付された Windows 上で、何らかの Windows アプリケーションを使って作成したデータ (静止画、動画、フラッシュアニメーションなど) の中で、文字やグラフィックスとして表示されるということであれば、「フォントを埋め込む」にはあたりませんし、許諾されている使用方法として問題ございません。までがOKで、メイリオを埋め込みフォントで使う場合は、Windowsであろうが、他のOSと同様、別途、メイリオのebook用やサーバー用のライセンス購入が必要なのかなと思います。
また、それを Web その他のメディアにて公開いただくことも可能です。
ただ、マック(Mac)やLinux等Windows以外のOSでメイリオフォントを使いたい場合は、 https://www.fonts.com/search/all-fonts?ShowAllFonts=All&searchtext=Meiryo より購入すれば、ライセンスの問題も無く使えるようになるようです。
※追記 www.fonts.comはマイクロソフトとパート―ナーライセンスを契約している。
Monotypeと言う企業がライセンス管理を行っているようです。
※2022年追記
www.fonts.comにメイリオのライセンス情報が詳しく説明されるようになっていますので Meiryo Font Family License | Fonts.com をご確認ください。
調べた当時より、モバイルアプリライセンス等が追加されていたりライセンスの種類も細分化されているようです。