ワインや日本酒など醸造酒は瓶詰め後もじんわりと熟成をするのは知られたこと。とくにコルクで栓をされているものは、コルクの細かい気泡を通じ酸素が行き来するので、余計に熟成を重ねる。
蒸留酒は樽や甕の中では熟成するが、瓶詰め後には熟成はせず、同じような状況で保存される・・・というのが一般的な説。
人気の泡盛蒸留所「春雨」を訪ねた。ここは「瓶熟成」の概念を持つ蒸留所なのだ。「春雨」は瓶熟しておいしくなるというのだ。
原酒を加水してアルコール度を下げているので、瓶の中で熟成(?)させることによって、滑らかさがでるというのが売りだ
時間とともに水の分子とアルコールの分子がより一体化してそういう食感、口当たりになるからだと、一部、科学的(?)にも証明はされている。
遅ればせながら、「もやしもん」を読んでいます。
「もやしもん」で微弱超音波をお酒に与えることで、 自然熟成の約100倍の速さで熟成が進むらしいという話が第3巻にありました。
醸造酒のワインや日本酒は瓶内熟成が可能ですので当然ですが、蒸留酒の瓶内熟成も賛否両論で純粋な意味での熟成とは違うようですが、試す分には良いかなと思っています。
「余市」、「宮城峡」等のノンエイジのシングルモルトを買って、超音波洗浄機等で熟成させてみると面白そうです。その時、以前購入したフレンチオークチップを一片入れてみても良いかもしれません。
お酒、超音波熟成で調べてみると、 超音波式果実酒即製器と言う商品がみつかりました。
「カサデビーノ」FW-300 は、従来熟成に1ヶ月から数年かかっていた果実酢、果実酒がたった1日で美味しく作れる超音波式果実酒即製器です。
独自開発による「超音波振動」で果実や野菜、薬草のエキスがより早くお酢やお酒の中に融出。
作り方はとっても簡単。即製時間(12/24時間)を選んでボタンを押すだけ!お好みの果実、花、ハーブ等で、自分だけのオリジナルドリンクがお楽しみ頂けます。
今度、超音波式果実酒即製器を購入して、フレンチオークチップを入れた安価な焼酎やウイスキー、日本酒、ワイン等をなんちゃって熟成させて見たりして試してみたいと思います。
後日、Amazonで、超音波式果実酒即製器「カサデビーノ」を購入しようと思ったら、よく一緒に購入されている商品で速熟香果なる商品が600円で販売していました。
この商品は電池式で既存の瓶にマジックテープで密着させて振動させる仕組みのようです。
上手くやれば、冷蔵庫の中に入れている日本酒にも試せるかもしれません。結露による水気が心配ですが..
少し調べてみると、速熟香果は一時期、100円ショップで投げ売りされていたようです。
早速近所のダイソーに行ってみたのですが、速熟香果は見当たらず600円でも安いので
取り敢えず2個購入してみました。
熟成期間の目安 ワイン(アルコール度数約14度) 約1週間取扱説明書より引用となっています。 使用してみた印象は、振動する部分を触れても稼働しているか分からず、LEDが点滅しているので、動いているのかなと言うレベルです。
日本酒(アルコール度数約16度) 約1週間
ウイスキー(アルコール度数約40度) 約2週間
ブランデー(アルコール度数約40度) 約2週間
焼酎(アルコール度数約30度) 約2週間
ただ、Amazonのレビューを拝見する限り、故障では無いようなのでこのまま、試してみます。
本格的な物として、実際にオーク樽にいれて熟成できる、ミニオーク樽もあるようです。 サイズは1Lで8,000円程度で購入できるようですが、お手軽にできる速熟香果+オークチップ等で試してみようと思います。
ミニ樽にお好みのお酒(蒸留酒)を入れて待つだけ!自宅で琥珀色のオリジナルなお酒が造れます。
お酒をミニ樽に入れて時間が経つと樽から色や香りがお酒に溶け込み、まろやかで香り高い琥珀色の熟成酒に変化します。
熟成の過程で樽は大きな役目を果たします。樽のオーク材からポリフェノールなどの成分が溶け出して、お酒のエタノール成分や空気中の酸素と作用し、独特の味と香りが生まれます。